市営住宅保全調査委員会

業務内容

保全の目的

保全の目的とは、日常的、定期的な点検による建物の維持管理と、改修などの適切な修繕計画により、建物を健全に使用していくことを目的としています。

点検の必要性

  1. 建物を管理する上で設計図書等の保管、設備機器の正常な状態を把握(管理台帳作成)します。
  2. 建物の継続的な点検(建物保全点検)を実施することにより、建物の状態を事前に把握します。
  3. 以上の管理・点検を行なうことにより、異常の兆候をできる限り早く見つけ、適切な処置をすることが可能となります。

適切な維持管理により

  1. 外壁落下などの災害の発生を未然に防ぎ、人命にかかわる事故が防げます。
  2. 修繕に必要な出費の軽減につながります。
  3. 建物の不具合などによる生活への大きな支障を防ぐことができます。

以上のことが可能となります。

業務概要

 本業務は川崎市が管理する、川崎市営住宅、借上市営住宅、特定公共賃貸住宅、集会所及びこれに付属する施設並びに工作物、外壁、建物躯体、屋上防水、防水、建築設備などの劣化の状況について行なう定期的な保全点検調査と、川崎市営住宅及びこれに付属する施設の位置、団地状況、タイプ別住居概要、屋外の各設備概要等に係る管理台帳等の作成を行なう業務になります。

対象建物

建物保全点検
団地数計103団地
川崎市営住宅397棟
借上市営住宅21棟
特定公共賃貸住宅計421棟

計421棟
集会所計89ヶ所
管理台帳作成 計2棟

調査方法

地上部分、廊下、階段及び屋上等の共用部等を利用し、目視、打診などによる調査を基本とします。

調査者

  1. 一級・二級建築士の資格を有する者
  2. 国土交通大臣が定める資格を有する者

調査者

  1. 外壁
    ひび割れ、鉄筋の爆裂、欠損、コールドジョイント等の不具合
  2. 屋上防水
    膨らみ、傷等の不具合
  3. 高架水槽、受水槽及びこれに係る揚水管・給水管
    高架水槽、受水槽に係る塗装、揚水管・給水管のライニング及び塗装等の不具合
  4. 鉄部
    玄関ドアなどの建具、手摺、屋上丸環などの鉄部塗装不具合
  5. 建築設備について
    分電盤、換気設備、排煙設備、非常用照明設備の点検
  6. その他
    上記以外で確認した不具合箇所
  7. 省エネ法定期報告に基づく調査
    定期報告書による調査内容

資料の作成

上記の劣化度調査による資料・報告書の作成