調査

湯河原で景観資源調査を実施しました

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今年最後の委員会活動として湯河原町にて温泉櫓と河川の景観資源調査を12月19日に実施しました。

これまでにも委員会では、湯河原町になんどか訪れてまちあるきや調査を実施してきていました。オフィシャルなものだけでもつぎのような活動を実施しました。
湯河原フィールドワーク調査(平成26年6月21日)
湯河原ひばり荘建物調査(平成26年10月20日)
湯河原のまちあるきと旅館建築探訪(平成26年11月30日)

これらを通じて活動に参加された皆様よりあがってきた声は、「いろいろと良いところがあるのにもったいなさすぎ!」「静かで落ち着いた他とは違う温泉場であり騒がしい観光地とはひと味違う」などといったものでした。そのような声の中でも注目したのは「温泉櫓がすごく多い」「海からすぐ中流域になる独特の河川景観」であり、今回の調査への契機となりました。

規模が大きい調査となるので費用の工面が必要ということで、当初は公民さまざまな助成制度の検討をしていましたが、最終的には湯河原町議会の承認を経て町から調査費用を出して頂けることになりました。

さてでは調査の様子について書いていきたいと思いますが、12月ということもありせっかくなので定例の委員会を調査のあとセットすることで年の〆となる忘年会まで丸々一日湯河原を満喫するという周到な(笑)計画を練り当日を迎えました。

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/集合

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/集合

湯河原駅に10時にメンバーが集合しました。隈研吾設計の大屋根の下でたむろする様子は一見観光客にみえます。ここから車で分乗してまずは観光会館へ向かいました。

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/集合

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/準備

観光会館に到着するとさっそく温泉櫓班と藤木川班に調査の班分けをし、調査方法等のレクリエーションをしました。かなり大騒ぎをしながらわいわいやっていたので変な集団にみえたかとおもいます。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘玄関

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘玄関

準備や周知が終わり、まずは以前に調査をさせて頂いていたひばり荘に全員移動しました。こちらは以前の調査時には使用されていない旅館だったのですが、一昨年より再オープンされています。

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘温泉櫓1

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘温泉櫓1

ひばり荘は源泉を地所内に所有している旅館であり、隣にコンプレッサーを運転している施設があるため見学と調査をさせて頂きました。写真が温泉櫓になりますが、これは基本的にはメンテナンス時にしか使用されません。温泉を汲み上げる配管が徐々に詰まってくるため、その際に配管に管を挿し入れて詰りを取り除くためこのような櫓が必要になります。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘温泉櫓2

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘温泉櫓2

写真は調査開始一カ所目ということで、あれやこれやと確認しているメンバーの様子ですが、足元に湯を汲み上げている配管をみることが出来ます。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘/気合いの撮影

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘/気合いの撮影

夢中になって気合いを入れた温泉櫓を撮影しているメンバーをパパラッチしています。いや、あまりに良いポーズなもので(笑)

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘/コンプレッサー1

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘/コンプレッサー1

さて、隣の建物内を見学させて頂きました。こちらに湯を汲み上げるためのコンプレッサーが設置されて稼働しています。ここでは周辺5カ所の源泉用のコンプレッサーが設置されていて見応えのある施設なのですが、現状は特に公開されることもなく黙々と裏方仕事をしてくれています。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘/コンプレッサー2

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/ひばり荘/コンプレッサー2

温泉櫓だけでなく、このような施設も来訪者にとっては関心を引き寄せるアイテムといえますので、ぜひ見学が出来るような施設に整備して欲しいという声が聞かれました。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/藤木川1

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/藤木川1

さて、ここからは班ごとに調査が展開されました。まず藤木川の景観調査の様子です。
不動橋のやや上流より下流に向かって橋の間ごともしくは50m程度ずつ川の正面や左右を撮影したほか、部分的に注目すべきところも撮影していきました。配湯管が川の岸壁に沿って設置されているのですが、整っているところもあれば手入れが行き届いていないところもあります。景観的な視点で今回はチェックをしていきました。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/藤木川2

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/藤木川2

写真の左側の岸壁には町で管理している配湯管(茶色)がみられます。比較的最近のものなのでしっかりしていますが、右側の岸壁は古いものもあり傷んでいる配湯管もみられました。また、所々で川を渡る配湯管もありますが、景色を阻害しているものもありましたのでチェックしていきました。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/藤木川3

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/藤木川3

この写真は観光会館にほど近い橋から藤木川上流を望む景色です。滝の段が複数ありよい修景となるはずですが、配湯管を含め目に映るものの整備をしていきたいところです。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/昼食MT

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/昼食MT

午前中の調査が終わりホテルニューウェルシティで昼食をとりましたが、調査の進捗や午後の段取りでわいわいやっていたので周囲のお客さんからは「なんの集団?」と思われていたかもしれません(笑)

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/温泉櫓1

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/温泉櫓1

さて、午後の調査は温泉櫓班の様子を書きたいと思います。湯河原における登録台帳上の数は約160カ所程のようですが、実際に利用されている数は約80カ所程のようです。また、温泉櫓を使っていないところなどもあり、今回は温泉櫓の場所を特定できそうな64カ所程度を調査対象としています。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/温泉櫓2

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/温泉櫓2

中には「あるはずなんだけど・・・」というところもあり、ちょっとしたトレジャーハンターとなりました。特に山の斜面をあがって探しに坂道を上り、舗装がなくなってくるとよりお宝探し感が満喫できました。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/温泉櫓3

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/温泉櫓3

タイミングが良かったのか、数カ所はちょうど清掃作業をしていました。この写真の場所も清掃作業中の施設であり、掻き出された湯の花成分が白く道路に広がっているのがみられます。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/委員会1

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/委員会1

さて、調査の方は15時30分にはすべて終了しました。これだけのエリアを3時間程度でやりきるマンパワーと、日頃からヘリテージや改修業務で調査を精力的にこなしているメンバーの力量に改めて感服しました。
写真は場所を移動して駅前すぐに立地しているホテル城山で委員会を開催しました。こちらのホテルはおもに湯河原で複数展開されているフォレストリゾートのホテルになります。こちらの代表取締役の石田様はまちづくり会社「株式会社 癒し場へ」のコアメンバーのお一人になります。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/委員会2

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/委員会2

さて、委員会のほうですが、速やかに終わらせて早く宴会をしたい集団と化していますのでてきぱきと次第を消化していきました。まずは、調査結果の後処理についてを確認したのち、現在進めている事業の進捗等を確認するなど約2時間程でいつもより手際良く片付きました。途中、県西支部の長谷川支部長もお越しくださりご挨拶等いただきました。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会1

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会1

さて、おまちかねの忘年会はそのままホテル城山の宴会場で開催しました。別財布になりますが、温泉はいりたい人は入れるし、帰るのが面倒になった人は宿泊できるという素晴らしい段取りです(笑)

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会2

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会2

途中から、まちづくり会社「株式会社 癒し場へ」のコアメンバーであるノオトの中西佳代子様と地域経済活性化支援機構(REVIC)の米森智基様がお越し頂きました。

 

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会3

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会3

ちょっとだけと顔を出してくださったはずなのに小一時間近く長居してくださいました。お酒だけで大変申し訳なかったので、次の機会にはしっかり飲み食いしながらたくさんまちづくりについてお話しさせて頂きたいと思います。

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会4

景観・まちづくり専門委員会湯河原町温泉櫓と河川の景観資源調査20171219/忘年会4

今年最後の委員会も盛りだくさんで無事終了となりました。たくさんの方々に支えられて実りのある活動が出来たかと思います。一年間ありがとうございました。

年明け早々からいろいろと予定が詰まってはいますが、明るく楽しく元気良くお酒が飲めるように活動していきたいと思います。来年もまたあちこちで多くの方と出会い、お力添えを頂くこともたくさんあると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

景観・まちづくり専門委員会 一同

 

参考

湯河原の歴史的建物生かし活性化 町と横浜銀などが連携協定

湯河原温泉でまちをつくる仕事しませんか?