厚木人の世界遺産巡り

エジプト編「アッサラーム アライクム(こんにちは)」

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21世紀に入り思い立ったのが「世界遺産」をこの目で見よう、 触れるものなら触ってみよう、
というものだった。
手始めは 京城(ソウル)でした。近いから、という単純な発想でした。
2001年秋、ソウルは雪が降ってました。
翌年、イタリアへいきました。ローマの夜明け、カンピドリオの丘、フォロロマーノ、
そしてコロッセオと散歩してきました。
昼の喧騒とは別世界で、静寂の中、世界遺産を「独り占め」って感じでした。
ミラノ大聖堂、ピサの斜塔、フィレンツェのミケランジェロ広場などを見てきました。
その後、バンコク、台湾を旅し、今年11月、いよいよエジプトへと向かいました。

14時間半の空の旅を克服し、降り立ったカイロは、大都市の表情をみせ、
コーランの響きとともに私を迎えてくれました。
ナイル川の中洲にあるマリオット・ホテルに宿泊。(日本人は殆ど泊まってない。)
ナイルの穏やかさとカイロの夜景をみながら、バルコニーで寝酒をゴクリ。
(おやすみなさい。)

ホテルよりナイル川を臨む
三大ピラミッド前にてスフィンクス前にて 翌日、ガイドに連れられて、ギザへ。
3大ピラミッドとスフィンクスを目(ま)の当たりにして、その壮大さと安定感に感嘆しました。
カフラー王のピラミッドの中もみてきました。
3500年の時の流れを実感できました。
また、スフィンクスの視線の先にあるのは、ケンタッキー・フライド・チキン・スフィンクス店と
ピザハットだったのは、知ってはいましたが、奇妙でした。
考古学博物館では、ツタンカーメンの数々の副葬品に魅入られました。
2日目は早朝、空路でルクソールへ。
王家の谷で、いくつかの王墓、ツタンカーメンなどを見物しました。
発見者、H(ハワード)・カーター氏の気分になって、壁画や黄金の棺を見てきました。
午後はルクソール神殿、カルナック神殿を歩き回り、
まるでかくれんぼをしてみたくなる柱列群を楽しんできました。
3日目はエジプトの知人宅を訪問しました。
カイロから車で90分ほどのラーシャという砂漠の中の小さな町でした。(吾妻団地くらいかな。)
3階建ての2階部分が「アハムード」さんの家でした。兄弟の家族が集まり、9人で歓待してくれ、
テーブル一杯の料理で、(お酒は無かったけど・・・、)
精一杯のもてなしは感激でした。彼らがいつか日本に来られるときには、との思いです。
イスラム社会では、ゲストには3日間、不自由をさせてはいけない、という慣習があるそうです。
泊まっていけ、との言葉に後ろ髪を引かれる思いでしたが、3時間ほどの滞在でカイロへ戻りました。
夜はナイル川ディナークルーズも楽しみました。ベリーダンスも踊っちゃいました。
4日目はフリータイム。朝からホテルの廻りを徘徊。
少し読めるようになったアラビア語を駆使して、最もポピュラーなエジプトのお菓子「マームール」を見つけ、
嬉々として購入しました。帰国して食べたら、普通のクッキーみたいでしたけど。
昼にエジプト最後の食事をとり、空港へ。11時間半のフライトで、帰国。11月14日(月)14:45。
4泊6日の超ハード・ツアーでした。
さて、今回の旅で感じたことは、セキュリティー・チェックの厳しさです。
空港はもちろん、ホテルでもそうです。
ホテルに帰るや、時計・めがね・ベルトを外し、果ては、金具のついた靴まで脱いで、チェックを受けました。
近隣のヨルダンで、3つのホテルが自爆テロの攻撃をうけたので、一層厳しくなったのでしょう。
おかげさまで無事帰ってこられました。
2005年世界遺産の旅もこれにてフィニッシュ。来年はどこへ行こうかな(^^)v 
「マア アッサラーマ(さようなら)」
モハメッド・アリモスク前にて


厚木支部  一級建築士事務所 菅沼設計  菅沼 浩一



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